後ろ姿考(2022.07.03 Sun.)

KIMONO真楽20周年祝賀会。インターネット上のコミュニティがなくなってから6年が経とうとしている。MLなどを使ってお付き合いは続いているけれど、この20周年を持って一区切り。あとは個別にそれぞれ様々な機会に楽しく集いましょう、ということにあいなった。場所は新年会で長らくお世話になっていた葉山の日陰茶屋さん。正直葉山は遠い。直後にややこしい歯科治療も控えている。一旦は参加を諦めたが、直前になって「やっぱり行こう!」と思い返した。背中をどんっと押してくださる方々もあり。

台風の影響で雨も心配。昨日の暑さで少々ばててもいる。ということで選んだ着物は、アザミの型染めがほどこされた小千谷に、芭蕉柄の夏帯。アザミ柄の小千谷は、仕立てた当初は袖丈を1尺7寸にして昔着物のような心持ちで着ていたもの。さすがにこの袖丈はもう無理だと思い、コロナ騒ぎが始まる前の2019年だったか、袖をカットしてもらった。帯留めは、知人より贈られたものを初使い。松本を旅しときに出会って私のイメージにぴったりと選んでくださったそう。ご製は齊藤寛親さん。祝賀会では懐かしい顔顔顔。京都に居を移してから関東でのオフ会にあまり参加できなかった上に、ここのところの感染症騒ぎも相まって、とても久しぶりに感じられるハレの日。楽しかったです。思い切ってよかった。

京都に戻り写真を眺めながら楽しかった時間を反芻する。ん!?私の後ろすがってこんなだった?なんだかぼてっとしている。麻の着物だったからかなぁ。と自分にいい聞かせようとするが、見つけてしまった!同じ着物の後ろ姿を。ぼてっとしているのは素材のせいではなかった(涙)体重は変わっていないのに、エッジが曖昧になっているというかボディラインのシャープさが全然違う(大泣)角が取れている。あっ!歳をとって角が取れる、というのはこう言うことだったのか!!(笑)