国葬@UK(2022.09.20 Tue.)

昨夜はエリザベス女王の国葬をテレビで拝見した。亡くなった後もご自身のご葬儀を通してUKの偉大さを内外にお示しになった。同時に私の目が釘付けになったのは棺の上の弔花。バラやローズマリーなど、野辺で摘まれたような風情の温かみのあるアレンジメント。それもそのはずそのアレンジメントには「切り花用に育成されたものではなく、バッキンガム宮殿や国王の皇太子時代の公邸クラレンス・ハウス、ハイグローヴ・ハウスで育てられた花々が使用」されたそうだ。そしてチャールズ国王の手書きのカードが添えられて。「公」と「私」が同じ時空に存在する。手が届かない存在なのに、私たちと同じだと思わせる一面。「開かれた王室」を目指した女王の集大成がご自身のご葬儀だったのかも、と思わず唸ってしまいました。