Day4@ダニーデン(2023.07.28 Fri.)

坂の町と聞いていたが確かにその通り(ギネスに載る世界一急な坂道もあり)。そしてゴールドラッシュ時にスコットランドからの移民によって造られここダニーデンは“スコットランド以外で最もスコットランドらしい町”と謳われているそうだ*。町の中心はThe Octagonと呼ばれる八角形の広場。広場の背後には昨日訪れたSt Paul’s Cathedral(1915~19年建造。Oamaru**産の石材を使用)が堂々と聳え、町に風格を与えている。この近くにはカフェやレストランも多く、私たちの行きつけとなったビアカフェもこの場所にある。広場を中心に町が出来上がっているのはイタリアでも同じ。そのせいか、ダニーデンの町にはすぐに馴染めた。今日はオクタゴンから坂を登って山手の住宅街へも。可愛らしいお家が並ぶ。反対側のUniversity of Otago(1869年設立のニュージーランド最古の大学)やDunedin Botanic Garden(こちらもニュージーランド最古。1863年開園)へも。ランチを園内のカフェで。どこへ行ってもみなさん親切で、システムもわかりやすい。そしてトイレもきれい! 冬なので寒いけれど、京都の冬ほど厳しくない。夜はぐっと気温が下がるものの、歩き回る昼間は10度程度。初日2日目は酷暑の日本から一転真冬で身体がすぐに馴染めず肋間神経痛もお出ましになり、少々辛い思いもあったけれど徐々に慣れてきた。夜は初日に伺って気に入ったBacchus Wine Bar & Restaurant再訪。どのお店もグラスで飲めるワインの品数が多くグラスで楽しむことが多いNZですが、コスタリカ戦後の泡に続きロゼをボトルでオーダー。食後にFIFAFESTIVALを覗く。こんな看板が! 今大会は大いに期待が持てる。12年ぶりにやってくれそうですよ。

*Danidenはゲール語(ケルト語派ゴイデリック語群の言語の一)で「エディンバラ」を意味し、今でも“南のエディンバラ”と呼ばれているそうです
**Oamaru オアマル:オタゴ地方北部、ダニーデンの北約116kmの海沿いに位置する町。ここで産出される良質の石灰岩「オアマルストーン」はニュージーランドの名だたる歴史的建築物に使われている(「地球の歩き方2024~25」参照)