カメラを持って山に登ろう (2013.05.14 Tue.)

越してきて以来、一度は行って見たいと毎日仰ぎ見ていた比叡山。ついに実行。出町柳でお得な乗車券「比叡山延暦寺入山きっぷ」を購入し叡山電車に乗り込み八瀬比叡山口へ。ケーブル八瀬駅から標高差日本一のケーブルカーに乗り(9分)終点から山頂まではロープウェイ(3分)。この行程がたいへん楽しい。これはお薦め。切符には、比叡山山頂から延暦寺バスターミナルまでの比叡山内シャトルバス往復も含まれていたけれど、歩いてみることに。自宅界隈(吉田山)とはまた違う鳥たちの鳴き声を聞きながら気持ちのいいウォーキング。早起きしたせいかお昼前にお腹が空き、つつじヶ丘で絶景を楽しみながら持参したおむすびをぱくっとひとつ。

お腹が満たされたところで、東塔地域、順に、山王院、阿弥陀堂、戒壇院、大講堂、そして根本中堂(国宝)へ。根本中堂は法要のため、お堂の中には入れず、廻り廊下からお参りする。少し残念だったけれど、法要の様子をちらりと見られたのは、それはそれで貴重な経験。ずらりと並んだ女性陣はさすがに全員お着物のようでした。文殊楼に登り、少し早めのお昼ごはん。残りのおむすびとおかず、そしてこれまた持参した泡。ぷはー、外で食べるご飯のおいしいこと!

次に釈迦堂などがある西塔地域へ。最後はいちばん北に位置する横川地域を目指す。三つのエリアもシャトルバスで結ばれているけれど、私たちは徒歩を選択。比叡山山頂から東塔までのトレイル(京都一周トレイル)は道路(比叡山ドライブウェイ)から離れた場所にあったけれど、西塔から横川までのトレイル(東海自然歩道)は道路(奥比叡ドライブウェイ)にほぼ添っている。それがちょっと難点だけれど車の通行がこの日はほとんどなかったのと、トレイルの方が高台なので、山の中を歩いている感はそれほど阻害されなくてよかった。途中、玉体杉の根元ではフランス人のグループがお弁当を広げていた。ここからの眺望もすばらしい。

帰りはシャトルバス利用。高くてびっくり(笑)比叡山山頂バス停近くの茶屋でイカ焼きとビール。願いを込めてかわらけを投げて(入山きっぷで一回100円が無料)、ロープウェイ、ケーブルカーと乗り継いで下山。出町柳まで戻ると4時近くというのにすごく暑い。山頂はやはりだいぶ涼しいのだ。比叡山延暦寺という響きから想像する雰囲気とは正直かなり違っていたけれど、特に東塔、楽しい一日だった。片道を歩いたのが良かった。そしてケーブルカーとロープウェイは文句なし!ケーブルカーの山頂駅が、すごくイタリアっぽい。そう言えば茶屋のおばさんも、バールにこんなおばさんいるいる、という感じ(笑)

比叡山、詳しくはこちらのサイトで。

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