トリノ二日目 (2013.10.01 Tue.)

イタリアに入ってからお日様を見ていない。今日も曇り。でも雨さえ降らなければよしとしなければ。今日は隣町、Moncalieriへ行く。どこか簡単に行かれる場所はないかしらと検索していて、こちらのページに行き着いた。で、行ってみることに。宿の近くのPorta Nuova駅から列車に乗る。すぐ近くであっという間。

高台に建つモンカリエーリ城(Castello di Moncalieri)まで取り合えず歩く。中には入れないようなので、外からとにかく見るだけみようと。ひゃー、でっかい。どうやら一角で展示会をしているようだ。ポスターに入場無料とある。でもどうやって入るのだろうと門の前で思案していたら、内側の制服を来たカラビニエーリみたいな人が門のロックをはずし入れと手招き。中に入ると、カラビニエーリみたいな人はカラビニエーリで(笑)「身分証明書を持っているか」「国籍は」「目的は」と尋ねられ、ちょっとどきどき。展示会を見たい由答えて、展示会場になっている場所へ。Luigi Sabatinoさんというアーティストの作品。すてきな作品でとても面白く拝見する。ご挨拶をしたご本人も素敵な方。

町をぶらぶらと散策して階段状の狭い道を降りてみると(狭い道があると通らずには入れない・笑)美味しそうなリストランテ、Al Borgo Antico。くんくん、ここは匂う。扉の前に立っていると突然開いて、お入りになりますか?とシニョーラ。まだ決めていなかったので、もう少し後で伺いますと答えて歩き出すも、もう食べようか?と相成り引き返す。にこやかに迎えてくれたシニョーラに「あらあら後じゃなくてすぐだったわね」と声をかけられ、もじもじしながらテーブルにつく(笑)すでに白トリュフの季節も始まっていた。野菜サラダをアンティパストにしていただいて、私は迷わず白トリュフのタヤリン。オットはポルチーニのタヤリン。トリュフもポルチーニもたっぷり。トリュフの色を見て、前に「白トリュフは採れたてじゃなくて色が変わる頃の方が香りも良くて美味しいんだよ」と仲良しのアンジェロシェフに教えてもらったことを思い出す。白が飲みたいというオットのリクエストで白ワイン。シニョーラが持ってきてくれたのはROERO ARNEIS 2012 Cascina RIVIERI。ピエモンテは適当に頼んでもワインが美味しいから好き(笑)でもチーズのお供に頼んだグラスの赤は、ちょっと残念でした。チーズが美味しかっただけに!でもその他はオットが頼んだドルチェ(Tortino di ciccolato)も美味しくて、偶然見つけたお店ゆえ嬉しさも一入。絵の展示会といい、このリストランテといい、こういう偶然の出会いが旅の大きな面白さのひとつであるなぁとしみじみ。

トリノへ戻り、お土産のお菓子など買い物し、夜はEATALYでアペリティーヴォセット。お昼にお腹いっぱい食べたからね。さて、二度目のトリノも楽しくお仕舞い。明日はアルバレット村へ出発!