アルザスあとがき (2015.09.28 Mon.)

どこへ行こうか決めかねているときに背中を押してくれたのが芸術新潮のアルザス特集。どこぞのキャンペーンではないですが「そうだ アルザス、行こう。」と相成った。ストラスブールからコルマール、そこからスイスのクールに入ってベルニナ鉄道でイタリアへ入って… 最初の行き先が決まれば後はとんとんと行程が決まった。元々アルザスの白ワインは大好きだったので、いつか行ってみたいと思っていた場所ではあったけれど。

で、アルザス。とても良かった。ワインはもとよりアルザス料理も想像以上に美味しかった。人々も親切でいい塩梅。お天気にも恵まれて心に深く残る日々となった。

結婚してから毎年イタリアへ出かけるようになり、少しづつイタリア以外へも足を伸ばすようになった。最初の頃は、ミシュランやガンベロロッソなどを持ち歩いて、星付きのお店にもそれなりに行ってみた。ここ数年は、必要であれば携帯するiPadで現地で色々調べることができるし、本を持たずにライブ感というか自分の鼻を頼りに旅するようになった。そんな中、今年は森本育子さんの「アルザスワイン街道〜お気に入りの蔵をめぐる旅〜」だけを持って出発。とてもいい本でお世話になりました。でもストラスブールのページはコルマールに移動してから読むという体たらく。予習のできない人です。しかし自分がすごいと思うのは(大笑)本で紹介されているお店のほとんどに自力で辿り着いていたこと。その中のひとつ、Umamiというレストラン。偶然前を通りかかってメニューを見て、そのメニューのシンプルでセンスのよさに、ここはきっと美味しいに違いないと確信。しかし残念なことに私たちが滞在していた水木は定休日で伺えなかった。

コルマールでは小さな村に足を運んで(徒歩で行ったので文字通り!)とてもいい時間をそれぞれ過ごした。ブドウ畑の美しさ。空の青さの美しさ。思い出してもうっとり。

残念だったのは常々機会があったらぜひ行ってみたいと思っていた、ル・コルビジェの「ロンシャンの礼拝堂」へ行かれなかったこと。次にはご縁がありますように!

そうそう、アルザスは「看板」がとてもかわいい。「街角の看板を楽しむ」
ワンちゃんとニャンコもかわいい。「ワンとニャンの風景」
建物の壁と窓辺もすてき。「街並を照らす壁と窓」

万歳、アルザス!また行こう、アルザス!!