Formia三日目 (2017.10.02 Mon.)

ex-teatro romano

漁師さん

旧市街

フォルミアで出会った淑女

フォルミアで出会った紳士

Gianni e io*紳士淑女の写真はリクエストによる(^^)

今日は終日Formiaの街を歩く。ここにもTeatro Romanoがあるようでまずそれを探す。しかしなかなかそれらしきものに当たらない。それもそのはず、なんと住宅になっていた!!オドロキ。しかし確かにTeatro Romano(だった)と思わせる壁面の曲がり具合、などを確認。いやぁ、驚いた。

さてお昼。当たりをつけていたお店はお休み。さてどうしようとうろうろ。開いているお店「Il Gatto e La Volpe」に飛び込む。かなりの大箱で、入り口扉にもステッカーが所狭しと貼られていたので少々心配になるも及第点のお昼となる(笑)スローフードが認定している食材を使ったお料理もありました。

帰り道に見つけたお菓子屋さん「PASTICCERIA BAR GELATERIA -Troiano-」でカッフェを飲んでお土産用の焼き菓子を買う。カッフェも美味しく、ショーケースに並んだお菓子もどれも美味しそう。アーモンドの粉を使ったこのお店の看板商品をサービスしてくださる。蜂蜜が使われているので古いレシピなのでしょう。ちゃんとそのお菓子の説明もしてくれて、自信を持って自分たちのお菓子を販売している、という姿勢がいい。イタリアを旅していいなぁと思うことのひとつ(ただし大きな街のお店では、さにあらず、というところも)。

その同じ道すがらに国立考古学博物館。彫像などの展示品はなかなかのものでしたが、あっという間に見終わる。入場料が€3だったのはこういう訳か。多すぎて「お腹いっぱい」状態もなんですが、さすがにもうちょっと!(笑)

古い町並みを楽しみながらホテルへ戻る。途中でGianniさんという男性に出会う。御歳94。このGianniさんがFormiaの歴史を朗々と語ってくださった。前半はローマ時代、後半は第二次世界大戦。「ローマから来たチチェローネがここで殺されたんだよ。右手首も切り落とされてね。」と言って私の顔を見る。そして「Non hai capito bene」(よくわかってないでしょ)と残念そうなお顔。歴女じゃないし、ええわかりませんとも(涙)チチェローネって誰なのぉ〜!と心の中で叫ぶ。後からチチェローネはキケロのことで、この街で暗殺された、ということがわかった。そうかそういう歴史の街なんだ!(いまさらです・笑)第二次世界大戦ではかなりの爆撃を受けたそうだ。何ヶ月も山へ皆で避難した話などなど。偶然出会ったGianniさんから多くのことを学んだ。こういうお出会いも旅の宝物。

今宵も満ち足りて床に就く、はずだった私たちに思いがけない出来事が!夜の帳が下りてから人が集まりだした。宿泊中のホテルは結婚式もできるようになっていて、週末もウエディングがあった。平日の、しかも月曜日の夜にも結婚式あるのだろうか。と訝しく思いながらもベッドに潜り込む。その内階下から聞こえてくる物音も収まるだろうと思いつつ。しかし収まるどころからどんどんヒートアップ。さすがにこれはたまらん!フロントへ電話をする。静かになるだろうかと期待するも今度はなんと70年代のディスコミュージックが大音量で鳴り出した!ますますたまらん!!再度フロントに電話をする。結局静かになったのは夜中の2時近く(涙)

今夜の分は払えないわっ。と息巻きながらもようやく眠りにつく。