お茶席@菊水鉾(2022.07.16 Sat.)

お稽古先で券を購入。以前はお茶席のみでしたが、今年は粽とセットになっていました。浴衣を着て菊水鉾を目指す。3年ぶり、そして土曜日の宵山。覚悟はしていたけれどお人の群れにひるむ。さほど暑くないのが救い。まずはお茶席へ。お菓子(したたり)と共に粽引換券が。ちょうどお点前が始まるタイミング。お待ちの方もいらっしゃらなかったので、お手前を拝見しつつ、ゆるゆるとお菓子とお茶を美味しくいただく。粽を受け取り、鉾にあがる列に並ぶ。コンチキチンとお囃子が始まっていて、終わらないと上がれないという。いつもはお囃子の間もお人を上げているとか。それもびっくり(笑)Apple Store前でやぎと待ち合わせの予定。遅れてしまうかと思われたが、意外にさくさくと登れ、混雑を避け地下道にもぐり込み、遅れずにApple Store到着。店内を少し冷やかして、スペインバルへ移動。軽く食べて飲んで、帰宅。大相撲、結びの一番に間に合った。スペインバルでは「賑やか」と「騒がしい」の違いについて考察(苦笑)

・本日の装い:久保紀波さんの綿絽浴衣、竹富グンボー(交織)の帯を銀座結びに。帯留めは涼しげなガラス(STUDIO Ueno/Glass work)普段はご法度。お祭りだから(笑)お茶をいただく間は後ろに回して。足元はゴマ竹の下駄に麻の足袋。浴衣なので扇子ではなく、団扇(渋うちわ/栗川商店)を持って

・「菊水鉾」は町内にある、武野紹鴎の愛用した名水「菊水井」にちなんで名付けられた。「菊水井」は能楽の枕慈童(菊慈童)に因んでおり、菊水鉾はその枕慈童(菊慈童)を祀っている。武野紹鴎は大黒庵と号し「菊水井」の地に住す。その跡地には平成15年まで金剛能楽堂があり、井戸も残されていたそうだ。現在はマンションになり石碑のみ。そう言えば、先日から通うことになったNHK文化センターが入るビルの前には「円山応挙宅址」の碑があった。さまざま昔のことを頭に入れて京の町を歩くと、楽しい。それには学び。学ばねば!(笑)