送り火復活(2022.08.16 Tue.)


昨年、一昨年と目の前の如意ヶ岳「大」とは灯らず六箇所のみ。三年ぶりに今年は「大」の文字。ゲストも久しぶりにお招きして、楽しい時間を過ごす。日中は青空ものぞいた。このまま点火までお天気持って欲しいと願いつつ。しかし午後8時の点火まであと約30分と思ったころに激しく雨が落ちてきた。うわっ、まずい!どうなる!?と大いに不安に。しかし点火時刻には小降りになって一安心。雨のためヴェランダには出られず(用意していたゴザはびっしょびしょ・涙)縁側に陣取って点火を待つ。しかし8時になっても8時を過ぎても点火されず。むむむ、どうした!とやきもきする。急な雨が原因か。8時を10分ほど過ぎたころだろうか、ようやく火床に火が灯り、次々に燃え始めた。一部なかなか火がつかず、またもやどきどきしましたが、ほどなくしっかり「大」の字が浮かび上がりほっと胸を撫で下ろす。いつもははっきりと耳に届く鐘の音があまり聞こえなかったのは雨のせいか、はたまた点火に心を奪われていたからか。いろんな人たちの顔を思い浮かべながら最後の最後まで。やれやれと安堵したところで、再び強い雨。ゲストが帰る頃になっての雨に再びやきもき。そしてこの雷雨、夜半にますます酷いことになりました。ヒカル、ナル、フルの三重奏。こちらに越してきてから雷が走ることを知りました。暑さが治まってあなうれしや寝やすいと思った途端に雷雨。昨年も季節外れの前線の停滞でぐずついたお天気が続いた8月。毎年こんな風になってしまうのか。日本列島は、地球は、大丈夫なのか。とにもかくにも五山の送り火が常の形に戻って開催されたのはとても嬉しかった。関係者の皆様に心からの感謝を!

琵琶湖のほとりに住むAさんご夫妻が美味しいものを目一杯リュックに詰めておいでくださった。さぞや重たかったことでしょう。写真のワインもすべてAさんから。お酒を嗜まない友人へはノンアルコールのお心遣い。上戸下戸、同じグラスを傾けられるのはいいですね!Aさんご夫妻にも深く御礼を。友人からも美味しいものを頂戴し、テーブルがカラフルに美味しくなりました。皆様、どうもありがとう!