山鉾巡行@祇園祭 (2012.07.17 Tue.)

?何年か前にも一度繰り出したことはあるけれど、京都の住人になってから初めての祇園祭。宵山期間が三連休ですごい人ごみだろうが絶対行くと決めていた!東京から友人夫婦が来ていたこともその気持ちを後押し、14日の宵々々山、15日の宵々山、そして本日の山鉾巡行まで祇園祭を堪能。

今日は昨日に増して完全に梅雨明けしたと思われた空模様(後で梅雨明け宣言が出ました)。気温もうなぎ登り。でも風があり、思ったほど辛くはない。河原町御池の角、木陰に場所を取り10時半頃の通過を待つ。くじ取らずで先頭の長刀鉾。ひゃ?、動いているとさらに高い!この鉾のみ稚児とふたりの禿が乗っている。以下、山と鉾がくじで決まった順番で続く。ただし先頭の長刀鉾以外にもくじ取らずで順番が決まっている山鉾もある。2012年の巡行順、一覧は京都新聞で。

迫力があるのはやはり高くそびえる鉾。山は鉾に比べると迫力はないけれど、それぞれの詳細を抑えていると見ていて楽しい。私は事前に四条繁栄会商店街振興組合発行のパンフを200円で入手。今年の巡行順に一覧になっていてわかりやすい。祇園祭の由来や鉾と山の構造イラストなど。とても小さなフォントだけれど英語の説明も併記されている。これオススメです。

山で一番人気は蟷螂山か。上にのるかまきりが動くのだ。しかも愛嬌がある動き。山鉾で唯一からくりがあるのがこの山だそうだ。

先頭から見始めてお昼を食べていた時間、鶏鉾、白楽天山、山伏山、保昌山、計四つを見逃したけれど、見た中で辻回し(コーナリング)が一番上手だったのは月鉾。統制が取れてたいへんスムーズ。車輪がないのが山だとばかり思っていたら、山の中にも鉾のように大きな車輪があるものも。岩戸山、北観音山、南観音山の三つでそれを曵山と言うらしい。詳しくはこちらで。

舟の形をした舟鉾は他にはない形、ユニークでステキ。その三つ後、26番目には粽を買った鈴鹿山。14日の宵々々山。最初に出合ったのが鈴鹿山。オートバイの耐久レース「鈴鹿8耐」で何度か鈴鹿には行っていてご縁があるし、最初に出合ったし、と粽を購入。友人の分も買って、粽をよく見ると安産守護の文字。図らずも友人にぴったりのものを購入。私には直接関係ないけれど(笑)雷除の文字もあり、瀬織津姫命にこれから一年お守りいただくのです!

そう言えば屋根に乗っている人たち。屋根方と呼ばれるらしいのですが何をするんだろうと思っていた。どの鉾だったか辻回しを終えて直線に進もうとしたそのとき、御池通りに設置された通りの名称が書かれた案内板に鉾の屋根がぶつかりそうになった。すると屋根方が看板を蹴って衝突を回避。なるほど、こう言うときのためにいるの?そうなの!?ともかく屋根方が働く姿を初めて目にした瞬間(笑)